すべて世はこともなし

ある休日

遅起きして、自転車ででかける。

ちいさな商店街のお店をのんびり眺めながら
はじめていくカフェへ。
自分の選んだキーマカレーより、
夫の選んだ鯖カレーのほうが美味しくてちょっとくやしい。
好きなパン屋さん、
行ってみたかったアイス屋さんも定休日。
でもまあいいか。
街の映画館でこんど『パターソン』が上映されるのを知る。
必ず観に行こう。

 

自転車をこいで、海へ。

 

f:id:indigoholizon:20180524051725j:plain


ビーチバレー、サーフィン、散歩、ひなたぼっこ。
みんな  おもいおもいに過ごしている。


波は寄せては返す


水平線は遠いし近い

 

 

 

時は春、

 

日は朝、

 

朝は七時、

 

片岡(かたをか)に露みちて、

 

揚雲雀(あげひばり)なのりいで、

 

蝸牛(かたつむり)枝に這(は)ひ、

 

神、そらに知ろしめす。

 

すべて世は事も無し。

 

「春の朝(あした)」

ロバート・ブラウニング(上田 敏 訳)