高田馬場のロータリーで

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「久保みねヒャダのこじらせナイト」で、

高田馬場のロータリーは世界一汚ない場所 」

といってて、声に出して笑った。

(大好きな番組。地上波復活ありがとう。)


大学時代、高田馬場が最寄り駅だった私は、
そのロータリーにせっせと4年間通っていた。
私もあのロータリーが大嫌いだった。


世間で言われるキャンパスライフ……
バイト三昧とか、サークルに入るとか、留学とか、
……というものを、まったく謳歌できなかった。


リュックに図書館で借りた本をどっさり詰めて
ドアトゥドアで片道2時間の通学路。
受講した講義の単位は落としたことがない。
高校までの学習の仕方しかできなかったので、
この講義は捨てて、とか、1年休学して、とか
そういう柔軟な手段がとれなかった。
とにかくきちんとこなして4年で卒業する、というのが大前提だった。 

単位をとるのがすべてで、
人とのコミュニケーションも不得手で、恋の話のひとつもない大学生活。

 

そんなわたしはリーマンショック後の就職活動氷河期に、
まったく評価されなかった。

学歴だけではもはや雇ってもらえなかったし、

人にアピールできる功績もなかった。

大学さえ行っておけばなんとかなるというあまりに古い価値観を信じていた。

不器用な私は4年目でやっと気がついた。


この学生時代を私は「無為に」過ごしてしまったのか、と愕然としてしまった

 

 

他学部はきれいになっていくのに

取り残されて改装されない教育学部の校舎。

友人と歩いたラーメン屋ばかりの学生街。

居酒屋ばかりの駅前。薄暗い路地。
美味しくない学食。いちょう並木。

高田馬場のロータリーは、
いつもサークルのコンパの待ち合わせでごった返していて
学生時代を謳歌する彼らのことを

あか抜けない私はいつも呪っていた。

常にあった不安な気持ち。

 

 

あのロータリーに立っていると、

どこへも行こうと思えば行けるはずなのに

どこに行ったらいいのかわからなくて、途方にくれていた。

 

 

 そういう「無為で無駄な学生生活」を過ごした自分を、

今のいままで、ずっと憎んでいた。

 

 

けれど、今にして思う。

その時に得たかったものって、何なのか。

大企業への就職、キャリアとか、名誉とか?それで世間に親に顔向けができるという自信?

そんなものだろうか。

 

 

……そういう得られなかったものは、

結局、

私には必要がなかった。

だから手に入らなかった。導かれなかった。

それだけのこと。


 

そう思うと、過去の自分を責める気持ちが安らいだ。

 


そして、
あの学生時代の自分がいるから、今の自分はいる、と

すこしずつ認められるようになった。

 

 

あの頃。

第二外国語の専攻はなぜかスペイン語で、

それがきっかけで、アルモドバルの、目にも鮮やかで残酷で

それでも愛をあきらめない映画のファンになった。

ビクトル・エリセの仄暗い闇の中のランプの灯り、『ミツバチのささやき』のアナ・トレントの瞳。

長い長い夏休みの蒸し暑い雨の夏に読んだ『百年の孤独』。
一方で、ドストエフスキーに傾倒して、むやみにロシア語の講義をとってみたり。
池袋の立教大学まで講義を受けに行ってみたり。
文学部キャンパスの図書館書庫にわざわざ行っては萩尾望都のマンガを読みにいった。
レポートで扱うロラン・バルトミシェル・フーコーレヴィナスなんかを
読んでみては、分かったような分からないような気分で
レポートをパソコン室でしたためていた。
オアシスだった駅前の書店。

大きな図書館の地下書架に、知の深淵みたいなものを感じたり。

そこで読みふけったゲーテリルケの詩。

19世紀末からWW1の歴史や芸術にも興味があって、

調べ物をしては心はいつも世紀末ウィーンにいた。

 

 

あの頃に映画で見た太陽と情熱と悲劇、

本の中の寒空、知識人の知恵をほんの少し、

クリムトの黄金、

そんなものが、確かにわたしの中に生きている。

とても大事な経験だったと思える。

 


「  あなたがいたから、今ここにいるよ。

今の私は幸せだよ。

だから、大丈夫。 」

 

 

あの高田馬場のロータリーで、

身の置き所がなくて、小さく丸めたあの頃の私の背中に

今の私がそんなふうに声をかける。

光をあてる。

 

 

 過去の私はほっとした面持ちで、

今の私もまた、安らかな気持ちになる。

 

 

日記 6/18-28

 

毎日が矢のように飛んで行って過ぎていってしまうので

とりとめなく記録に残すことにしました。

 

6-18
午後からの出勤になったので、頼んでいた荷物を街の北にある営業所に取りに行く。届けに来てくれるその瞬間までおとなしく家で待っているというのは苦痛。宅配便はぜんぶ営業所に取りに行くのでいい。住んでいる街の北の方にはあまり行かないが、山を開発した住宅地で、20年前が盛りであったという雰囲気。並木道が美しい。あなたの言葉に傷ついた、というのは、自分が自分を傷つけているという側面がある。自問自答。礼儀正しいバイトの女の子から荷物を受け取る。用が済んだので、気に入っているドライブスルーのスタバに寄る。大きな地震があったそうだ。ニュースはあえては見ない。311のときにテレビで延々と放送される津波の映像とACのCMでノイローゼになったから。今の私にできるのは、私の日々の営みを粛々と実行し、しかるべき場があれば援助をすること。平常心であること。仕事は暇。夕飯はチャーハンと餃子。夜更けに目を覚ます。
夜中に風呂に入る。最近こういう生活リズムになることが多い。超朝型というのか?中沢新一の著作が気になる。神話の構造。構造分析とか表象分析とか。学生の頃の専攻。今とやっていることと変わらないと思う。目の前のこの事象は何なのか?と問いを立て分析し解釈する。ホ・オポノポノ、インナーチャイルドケア、前世療法、占い。そして世界に「ある」と認識するものはすべて自分の解釈。事象を、縁起や物語として自分なりに世の理として捉える……ということには、安心と癒しがある。一方で、それらの事象はあまりに複雑な縁起の元に起こっているので、ただ今ここにあるとしか表現できない、自分の解釈はほんの一部の側面をすくっているにすぎない。そういう謙虚さもあるといいと思う。そこで争うのも不毛。地震はまだ余震があるようで、祈るしかない。

 

 

6-19
目が覚めて半分青いをみる。優しい世界。おわると華丸大吉が出る。幸せである。夫婦に関するブログを書き、昼になる。帰ってきた夫とポタリング。夫が行こうという店はことごとく定休日、ここまでくると面白くて仕方ない。海辺でのんびりパンを食べて、そろそろ行こうかなんて言ってたら、いきなり夫が大変だ、と駆けていった。何事か、と思ったら海でサーファーが溺れてしまっていて、波打ち際で救助と応急処置をしていた。夫も心得があるので手伝っていた。サーファーは救急車で運ばれていった。無事を祈る。地震といい、「日常が揺らぐ」ということが多いこの頃。「あたりまえの日常」なんてないんだ、と、見せられている。そして「何か」があったとき、私は自分の身は自分で守らなければいけない。心も身体も、自分で守る。揺らいだ「日常」を取り戻すように、アイスを食べて、TSUTAYAに行ってカードに更新をして、夕飯を食べに行く。日めくりカレンダーが「お酢礼讃」だから、寿司を食べに行くのだという。居酒屋と寿司屋のハイブリッドみたいなお店で、美味しいし手頃だし(サービスデーだった。夫も日めくりとシンクロしているのか)とても良かった。牡蠣が美味しい。半身浴をして、クイア・アイを初めて見た。なんて素晴らしい番組!ワールドカップの日本戦が始まって、開始早々日本が得点をあげた。と思ったらコロンビアもゴール。振り子が左右に触れるような、不思議な心地の1日だった。結論としては、幸せ。

 

・化粧品はあなたを綺麗にしたくてうずうずしてる。物は愛だ。

 

 

6-20
Kさんの訃報を聞く。たまらなくなってブログを書いた。

 

 

6-21
朝、胃腸炎になる。たのしみにしていたセッションがキャンセルに。がっかりなんてものではない。キャンセルの旨を連絡し終わると、吐き気がいっきにこみ上げてきて嘔吐。あとは痛みにのたうちまわる。うーん、夏至の作用ですか?
うめいていると、夫が子供みたいな顔して覗き込むので、なあに?と言ったら、「かわいそうで、代わってあげたい。」なんていう。たまらない気持ちになる。優しいしかわいいな。なんかもうそれで十分。(この人は前世で息子だったんじゃないかなと思う。かわいいひと。)
昼間あれだけ寝たのに、夜中もぐっすり寝た。

 

 

6-22
貧血ぎみなので大事をとって休む。昼にはだいぶ落ち着く。『素晴らしきかな人生』という古い映画を観た。生命の肯定。こんなに古い作品でこんなに今に響くメッセージを投げかけていて、自分の存在への不信と肯定というのは普遍的なテーマなんだろうと思った。スープの味付けを私がしたら、あんまり薄かった。(けど他のおかずとのバランスを考えると私はそれが適切だった。)すると夫が、「○はこのくらい薄いのが好みなの?」と言われた。素直にうん、というと、「そうか、そうすると俺が作る料理は○には相当しょっぱいよな…」と考えていた。こういう風に人のことを頭ごなしに否定しないところが良いところ。

 

 

6-23
5時に起きてせっせとお弁当づくり。お参り。突然の来客に動揺しながら眠る。

 

 

6-24
朝だけ職場、ドライブ、海老名パーキングエリア、展示会、こじょうさん、ゆみこさん、酵素ジュース。

野原さんの展示会に行った。美しい品々。品が素敵だったというは当然なのだけど、作者のさとうけんじさんの、お会いしたとき、お話しした時の、なんていったらいいのか、吐息のような…あまりに繊細な空気感、存在感に…この方に心惹かれて、装飾品を依頼をした。夏は苦手だけど、私のためのミサンガが届くと思うと、晩夏が楽しみ。

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こじょうゆうやさんとちこうゆみこさんにお会いできて、ご挨拶ができた。夏至の大毒だしがあったからこそ。そうあるべくして、あるのだ、なにごとも、とあまりにも嬉しくなる。

暑い暑い真夏日で、龍が楽しそうに飛んでいた。私の気持ちに呼応している。

 

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6-25
お通夜、竹内涼真、サラダパスタ。

 

 

6-26
朝5時に風呂に塩をいれつる。

ドレスコードのあるイタリアンのレストランに、ランチのコース料理を食べに行く。信じられないくらい疲れ果ててしまった。カジュアルじゃないイタリアンってなんなのか。世間の良いものは私に良いわけじゃない、つくづく実感した。美味しかったけど、なんだかとても疲れた。

 

 

6-27
ひさしぶりの声のメルマガ。プリミ恥部さんが美濃に行ってくださって、私の好きな方々が元気になって、本当によかった。
ところで、ずいぶん時間が経ってしまったのだけど、かの方の、声のメルマガのあのお便り、あのすさまじい(私に思うところがあったから私がそう感じた)告白に対して、自分の思いと感謝のメッセージを送りたいと思うのだけど、その方への連絡手段もないし、どうしたらいいかと考えあぐねている。

 

願いよ叶え いつの日か そうなるように生きてゆけ

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引き寄せの法則
今一度、チャレンジしてみようと思います。

 

 

☆イメージすること 意図すること

 

今までわりと、

恋愛関係の引き寄せはできてきたと思います。
経験の数はそう多くはないんですが、うまいこと縁がつながってデートチャンスができたり、何かとお近づきになるチャンスができたり、偶然すごくタイプな良い人と出会えたり。
これはなぜかと理由を考えまして、
めちゃくちゃ妄想してたからだ。
と気がつきました。
少女マンガやBL作品、恋愛ものの小説や映画が大好きで
いっぱいイメージを得ていて、
だから、恋愛ごとの引き出しが多かった。
そしてノートに書いてみたりとか時によからぬ妄想(笑)をしていた。
材料が多いからイメージがしやすくて、
あとはひたすら妄想に妄想をしまくることで引き寄せる訓練してたんですね。
以前『あたらしい結婚日記』のことを題材に書きましたが、
いいイメージを自分の中に積極的に入れると、
楽しいし、気持ちがいいし、
そしてそれを繰り返すので、効果が高まると思います。
なので、たくさん、嬉しい楽しい気持ちいい妄想、大事。

 

そして、その経験を経て。

 

今一度、
もっと、意図してゆきます。

テーマは「仕事」と「暮らし」。


仕事のこと。どんな仕事をするか、どんな表現をしたいか。
どんな風に社会に貢献したいか。
暮らしのこと。
どんな家に住みたいか。どんなライフスタイルか。
オンの日とオフの日はどんな感じか。


イメージして、ピンタレストで画像を集めて、
理想をノートに書きまくって、
すごく楽しいです。

 

そしてその意図が明確になれば、
やりたいこと、すべきことがもっともっと行動できますから。

 

 


☆いまここでできること

 

意図して、一方で、結果はあんまり期待しない。
これもとっても大事なようです。
すぐ結果が出ないといやになっちゃいがち。
だからいっぱいイメージして楽しくなったら、あとは今を楽しむだけ。
今のこの楽しい波動が大事。
恋愛のことも、引き寄せられたものは、
まさかそんなにうまくいくとはあんまり期待してませんでしたし、
逆にこじらせて復縁願望で引き寄せしようとして
いろいろ調べていたころはいたときはものすごく結果を気にしていました。
全然結果が出ない、とがっかりして絶望して、うまくいかなかった。
意図して、そのための行動をして、わくわくして、あー楽しかった!
今この場所で

できることを、めいっぱい!たのしみます。
(私にとってはこのブログが大きなひとつ。書けば書くほど楽しいです。)

 


☆そうなるように生きてゆけ


私の願いや夢は絶対叶う。
もっとイメージして、もっと意図して、もっともっと行動してゆきます。
そうなるように生きてゆきます。

 

願いよ叶え いつの日か

そうなるように 生きてゆけ

 


B'z / ねがい

 

大好きなB'zに勇気をもらいながら!

ジュビリー

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知人の女性の訃報を聞いた。きれいで、たくましく強く、母性的な優しさあふれる、そんな素敵な方。病気だとは知っていたけれど、まさかこんなに早く。

 

 

 

地震や、身近な人の死、そういった、死や生の危機に遭遇すると、不変のようにあたりまえのように思いがちな「日常」が、こんなにもかんたんにゆらぐ。錯覚であったと気づく。

 

 

茨城のり子が「死こそ常態 生はいとしき蜃気楼」と表現していて、まさしく、と思う。生は、蜃気楼のような幻かもしれない。「生きている」という夢。しばしば、その夢の裂け目の見せられている心地がする。
いま、ここにいる、いっときの、なんて儚いものだろう。

 

人はそれぞれのライフ あたらしい場所探して
でも君とははなればなれ

 


死別という、人にはどうしたって抗えない別れもあれば、自らが選択する別れもある。

 

 

そして私は、今いる場所、愛しい人との、別れの予感を感じている。
心細い。

けれど、行かなくちゃいけない。

生きているのはこんなにも一瞬だと、不変はないのだと、教えてもらったから。私が私の道を歩むために、生をまっとうするために、別れなければいけない。

 


そんなふうに、私たちは、いっとき出会い、愛を交わして、別れていく。

 


誰かと”今”ここで共にいるというのは、まして互いに愛しあっているというのは、恋愛や親子だけじゃなくて、友情だってなんだって、奇跡のようだ。

 


だって私たちは遅かれ早かれいつかは別れなければいけない。だから今このいっときの邂逅がいっそう愛しい。

そのいっときの「あなたに会えてよかった」という愛の交流が”歓び”なのだと思う。

 

 

Jubilee
歓びとは 誰かが去るかなしみを
胸に抱きながらあふれた
一粒の雫なんだろう

 

 

 

(引用部:くるり『ジュビリー』)

 

 


夕方、Adi Nadaのナツさんの歌を聴いて、その後に訃報を聴きました。降り続く雨がますます心に染みる夜に、この歌声が私のそばにいてくれて良かった。

 

 Adi Nada ジュビリー(くるりのカバー)

https://www.instagram.com/p/BkPRXKvgVoD/?taken-by=adi_nada_

 

 

 


(そして別れた人ともいつしかまた会えると私は信じている。それはこの世界ではないかもしれない。心の中で「また会いましょう」と静かにその背中に声をかけている。)

夫婦とカルマ

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結婚して今の住まいに引っ越したときに育て始めたオリーブが実をつけました

 

 

 

夫婦関係はカルマの解消をするための関係とか、よく言いますね。


私が好きな夫婦関係を題材にしたエッセイで江國香織さんの『いくつもの週末』という本があります。

いくつもの週末 (集英社文庫)

いくつもの週末 (集英社文庫)

 

 
独身の頃はじめて読んで、たいへんなカルチャーショックを受けました。江國さんは江國さんらしく、なんというか、私がその頃思っていた「妻」の像に縛られることもなく、精神的にとても自由……パートナーは銀行員さんで、「サラリーマンの夫」像……平日は会社員・休日はごろごろというような……で、こんな感じのお二人なので、もめることも多々あり。(江國さんが夕飯を作ってなくて、夫がびっくりして、私はこの人にとって食事を作る人間なのか、と江國さんが自問したりとか)私は江國さんのファンなので、大変興味深く読んでいました。

 

自身が結婚して何年かたった今、あらためて読んでみて、印象はだいぶ変わりました。共感する部分もあるし、自分とは違うなと思う部分も当然出てきて。

私の生活では、江國さんよりよっぽど家事をしないし(フルタイム+残業で勤めに出ているので仕事のある日は難しい)、逆に夫は主に料理担当、洗濯もしてくれる。


あと、大きく違うのは、私たち夫婦はとにかく揉めない。喧嘩しない。
理由は、 ①夫が優しいので譲歩している ②私は基本的に人のやることにとやかく言うのは好きじゃないから夫が何かしても気にしないようにする ③私と夫だと私のほうが絶対に弁が立つのがわかっているから夫がけしかけてこない  といった具合でしょうか。中でも①が大きいと思います。優しい。ほんとうに、感謝しているし、彼のすばらしいところだと思って尊敬しています。私にとってこんなに良い人いないと思っています。


けれど、いつもどこか不安があります。私はこのままでいいのか。こんなに自由にしてて(仕事の事情がある、とはいえ)、ほんとうにいいのかな。彼がいつも腹のうちに不満をためてるんじゃないかしら。ある日突然、彼に自分が見限られたらどうしようかな。

 

 


そんなことを思っていた時に、『魂の目的 ソウルナビゲーション』という本を久々に読み返しました。

 

「魂の目的」ソウルナビゲーション―あなたは何をするために生まれてきたのか

「魂の目的」ソウルナビゲーション―あなたは何をするために生まれてきたのか

 

数秘術の本なのですが、以前読んだときは書かれた内容が抽象的に感じられて、はっきりいって、全然ピンとこず。


私はちなみに37/10でして、

 

37/10の人生の目的は、自分自身と他人のもつ知恵と美しい精神を信じ、創造性を開花させ、霊的素質を世の中の調和に役立てることです。


(抽象的すぎてよくわからないし、人の営みって少なからずみんなこうなんじゃないのか)


37/10は、まず自分の心を開き、自分自身と人生を信頼することを学ばねばなりません。そして鋭い感性と個人主義的傾向をプラスに生かし、根深い不安感を克服していく必要があります。


(このあたりはわかる、最近取り組んでいることだと思う)


自分と他人を信頼することは、誰にとっても重要ですが、37/10にとっては、それがまさに人生最大の試金石となります


ピッシャーーーーーン!


この一文に、雷に打たれました。


まさに、私が夫に対して感じているその不信が……
「人生最大の試金石」……

 

私の、他者への不信。
「この人は私の存在を許してくれるのか?」
「私の自由な意思を尊重してくれるのか?」「気を許していいのか?」


それを、
一番身近で、本来一番信じるべきパートナーという存在に対して抱いているという矛盾。
まさしく、私のカルマ。

 

夫婦って、ほんとうに、魂を切磋琢磨する存在なんだって痛感しました。私が夫と結婚したのは、常日頃、人の愛や優しさに信頼し感謝するということを課題にせよと与えられたということ。与えられた相手。
そして、彼は彼で、私を妻に選んだことでの課題があって、それを日々解消してるのだろう。もし彼が困ったときには私が助ける、日々の感謝をもって全身全霊で助ける。それで良い。
それが分かって、人生の大きな課題を目前に見えたので、なんだかすっきりしてます。

夫の優しさをすべて感謝をもって受け取ろう、

夫のことを心から信頼しよう!と決めました。

 

いや、ね。夫婦は前世の敵同士、なんていって、そりゃ、カルマの解消のたぐいだってきっとあるに違いない。夫婦になるとは、折れる、許す、引き下がる、差し出す、与える、捧げる、愛、愛、愛、許し許し許し(あとはリピート)なんて、そういうことすべてのレッスンの連続で、それはきっと、自分の中の余分でしかない「我」がなくなるまで、続くのだろうと思う。果てしなく、永々と。(服部みれい 『あたらしい結婚日記』)

メイクのおまじない ❷ピンクのリップ

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ピンクは似合わないと思っていました。

 

パーソナルカラーでいうと秋タイプ、
ベージュ、オレンジ、茶系が得意で
顔立ちや雰囲気も、
どちらかといえば可愛いよりはクールと言われるタイプ。

なにより「女性らしい」とか「可愛いらしい」の象徴であるピンク……


メイクにおいては特に青みのあるキュートな印象のピンクは避けてきました。

 

あなたに、とプレゼントされた青みのピンクのリップ。
ピンクか……付けられないかなあ、という抵抗感もありました。

 

少し時が経って、
若葉が芽吹き、外の空気がわくわくと春の準備をはじめたころ。

 

新しいことを始めたい気持ちに沿うように
ほころび始めた桜のつぼみに
ためしてみたら?と励まされるように
ふと初めてそのピンクのリップを手にとって、つけてみました。

 

すると、それは自分で考えていたよりも違和感はなくて、
ふんわり明るく華やかさを与えてくれました。

 

 

「私も、こんな可愛いピンクをつけていいんだ!」
嬉しさと、解放感でした。

 

 

人から見ればほんのちょっとしたことかもしれませんが。

 

メイクにまつわるチャレンジは、
顔という、
自分のアイデンティティに大きく関わる部分に直に接触します。

 

だから、
「私にはできない」
と思っていた気持ちの
大きなブレイクスルーでした。

 

 


これからなら、
梅雨どきの気持ちを晴らすように
いつもよりパールの多いきれいなアイシャドウを試してもいいですし、
夏の到来を心待ちにして
今までつけてみたことのないビビットカラーや
ラメのたっぷり入ったコスメを準備しても楽しいかも。

 


ちょっと新しい自分、メイクで見つかるかもしれません。



おまけの今日のマツコスメ

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リキッドタイプのアイシャドウを探して
見つけたMIMCのアイシャドウ。(右)


コスパが良すぎてまったく減る気配がありません。
リキッドタイプだからまぶたにぴったりと馴染んで、
アイシャドウにありがちな粉っぽさもぎらぎら感もない。
ナチュラルメイクなら

アイシャドウはこれだけさらっとつければいいかな。
ベースにして、他のパウダー系のシャドウで

グラデーションにしてもいいですね。

パールが艶っぽくてつけると毎日うっとりしてます 笑

メイクのおまじない ❶ほんのすこしだけ

心がだるくて、
何をするにも気が重い日、
ちょっと気持ちが晴れるおまじないをお教えします。

 

◎ほんのちょっとだけ、メイクをしてみてください。

 

 

簡単にファンデーションだけでいいです。
それも気が重ければ、色付きリップだけでもいいです。

 

つけてみると、
ちょっときれいになります。


すると、物足りなく感じてきて、
「もうちょっとやってみようかな」と思えてきます。

 

なんとなく形になると、
「せっかくメイクしたのにもったいないな」なんて
すこしだけ外にでてコーヒーでも飲んでこようか、と
外に出てみる気分になってくるかもしれません。

 

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玄関のドアを開けると、
外の空気が気持ちよくて、
歩いていると、
身体が軽くなってきて、
ほら、さっきより気分がよくなってくる。

 

 

それが、メイクのおまじない。

 

 

 

(メイクをテーマに、

5記事くらいシリーズで書く予定です。

巷のメイク記事と一線を画す!ゆるくドーパミン低めでお送りします。

まあでも、メイクって楽しいですよね、っていう。)

 

 


おまけ

☆彡マツコスメのコーナー☆彡


きょうのおすすめは、
etvosのタイムレスシマーミネラルファンデーションです。

etvos.com


下地なしでいきなりくるくる塗り始めちゃいます。

ズボラ?でも意外といけます。
そして石鹸で落ちます。
マットな仕上がりなので、混合~脂性肌向けだと思います。
ミネラルファンデに多い粉(ルース)タイプは、

個人的にはツヤツヤする質感と使用感が合わなくて難しいのですが、

乾燥肌さんにはいいかもしれません。
塗るときはetvosのスターターキットのブラシを使っています。

(写真で載せているブラシです。)

このブラシの質感や弾力が塗りやすくてとても気に入っています。